コラーゲン1型2型はどう違う?

コラーゲンの種類ですが実は30種類くらいあります。
これは異なる構造をもつため、いくつかの種類に分かれているのです。

発見された順番に1、2、3型・・・と続いていきます。

全てのコラーゲンに共通する特徴というものがあります。

①分子内が三つ重なりあう、らせん構造になっている
②細胞の外に分泌されつつ、繊維構造体がつくられている
です。
ではそれぞれの種類分けはどのようになっているのでしょうか。

まず、1型~5型までは自然に発見されたコラーゲンです。

1型・・・・皮、骨、歯、腱などが主成分。最も体内での量が多い。

       化粧品、サプリメントなどに利用されている。

2型・・・軟骨の主成分のもの。

3型・・・皮膚や血管の壁など。胎児の場合は全コラーゲンのうち約5割をしめている。

4型・・・上皮細胞と結合組織の間に存在する。

5型・・・胎盤に存在する。

 

それ以降については遺伝子研究により、いろいろな事で発見されてきました。

例えば、

7型・・・基底膜と真皮をつないでいる、

17型・・・表皮と基底膜の結合を皮膚で行っている17型

などです。

 

れぞれのコラーゲンがどんな所に影響するの?

それぞれ異なる構造を持って型がことなっているのであれば、
各型のはどんな所に影響を及ぼすのでしょうか。

1型・・・遺伝子の異常があると、骨の形成不全になります。
皮膚や関節にも影響が出ることも。

2型・・・軟骨に異常が起こりやすくなります。

3型・・・関節、皮膚、血管などの疾患が起こります。

4型・・・腎臓などの内臓器官に影響を及ぼすこともあります。

肌が構成されているのは表皮と真皮で成り立っているのですが、
層表皮は外から受ける刺激から真皮を守っています。

さらに肌の弾力やハリを維持しています。例えばこれに紫外線で攻撃されると
コラーゲンが破壊されることもあります。

肌が乾燥し、たるみやしみなどが出来てしまうのです。
ということはこの仕組みを理解していると美白やしみ、たるみも防げることになります。

弾力のある肌を保つためには、失われるコラーゲンを補っていく必要があるのです。

 

 

皮膚の90%はⅠ型コラーゲンから作られています。
化粧品などで、美肌効果や美白効果などを目的として利用されるものもこの
種類の成分です。
Ⅰ型コラーゲンは骨の弾力性を持っているので、これが不足すると骨粗しょう症となります。

Ⅱ型は関節軟骨や目の硝子体に存在するものです。
関節を強くするといった効果があります。
腱、筋肉、血管、血液、眼球にも含まれています。
カルシウムが骨に吸着するのを調整する役割も持っています。

 

Ⅱ型は関節軟骨や目の硝子体に存在するものです。
関節を強くするといった効果があります。
腱、筋肉、血管、血液、眼球にも含まれています。
カルシウムが骨に吸着するのを調整する役割も持っています。

コラーゲンの論文例は以下のようなものがあります。

V型コラーゲンのプロセシングとコラーゲン線維形成に関する考察

    • 東京大学・大学院・総合文化研究科 生命環境科学系/化学
    • 今村忠志

http://ci.nii.ac.jp/naid/110004002449

V型コラーゲンはN末及びC末端側に非コラーゲン配列をもつプロコラーゲンとして分泌される。I型コラーゲンと同様に、V型においてもプロコラーゲンは溶液中に存在し、プロセシングを受け線維に取り込まれると考えられている。I型やIII型コラーゲンは、C末端側のプロペプチドをPCP(BMP-1)で、N末端側をPNPと呼ばれるプロセシングプロテアーゼにより切断を受ける。リコンビナントのα1(V)_3分子を用いた研究では、BMP-1はN末端側で切断すること、C末端側ではfurin様の活性により切断を受けることが示された。主要なV型コラーゲン分子種であるα1(V)_2α2(V)においては、リコンビナント分子でもα1(V)鎖に対してBMP-1はN末端側、furin様活性はC末端側で、α2(V)鎖に対してはC末端側で切断が見られた。正常ヒト線維芽細胞により分泌/蓄積されたV型コラーゲンについてもBMP-1によると考えられるN末端側での切断とfurin様活性によるC末端側での切断がおきた。このように、I型コラーゲンとは異なるプロセシングのステップを経ることは興味深い問題である。V型コラーゲンは、コラーゲン線維の線維径の制御に関与していると考えられている。そのメカニズムについては、III型コラーゲンのpN分子がコラーゲン線維に取り込まれると細い径をとること等の根拠で、V型コラーゲンのN末端側の大きな非コラーゲン配列があることが線維径の制御に関与するのであろうと考察されている。BMP-1による切断後にも比較的大きな非コラーゲン配列が残ることは、このような考えと矛盾しない。しかし、ペプシン処理をして非コラーゲン配列を除いた分子でもI型コラーゲンとの混合再構成線維では細くなることが示されていること、V型コラーゲンのコラーゲンらせん部分のみで細い線維を形成することが示されており、非コラーゲン配列の寄与のみを過度に評価してならないことも明らかである。この演題では、V型コラーゲンのプロセシングがコラーゲン線維形成にどのように関わるかについて考察を行う。

  • Connective tissue 34(1), 43, 2002-04

日本結合組織学会

 

それぞれのコラーゲンの種類の特徴を知ることで必要なもの、足りない機能を補うためにベストな選択をすれば良いですね。

 

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